思春期は 心の揺れ・荒れた気持ちを経て 親離れ・自立へ向かう道
思春期の子どもは、扱いにくい。 何を考えてるのか判らなくなった。
いつも不機嫌でイライラしている。ちょっとしたことでキレる。
反抗期・反抗的な態度、口答え・反発・無視・睨みつける。
不登校、非行少年のような言動、繁華街をぶらつき深夜徘徊。
不良仲間のたむろ・タバコ・飲酒、果ては無断外泊。
外見も変化し、つけまつげにマスカラ盛り盛りの濃いメイクに、派手な洋服。
だらしない外見や、胸も背中もあらわなファッション・・・
今までと同じ子どもかと思うほどの変貌ぶりに、親は戸惑い振り回され、
精神的に厳しい状態に置かれます。
どうして、そうなってしまったのか。 何が悪かったのか。
どうすれば、元の穏やかで素直な子どもに戻ってくれるのか・・・
すべての親は多かれ少なかれ、思春期の子どもに悩まされ対応に苦しんでいるでしょう。そう、貴方だけではないのです。
思春期は、反抗期と時期を同じくしてやってくることもあり、より一層子どもの心は荒れ、
自分でもこのモヤモヤしたものをどう扱っていいのか判らないため、不安を感じ不機嫌・
イライラ・キレるといった行動につながります。 子ども自身が、自分の思春期特有の思いをどう収めて行けばいいのか判らないから、不安でたまらないのです。
しかも、思春期の心の揺れや荒れた気持ちの現れ方は、一人ひとり違っていて、さまざまな表現で表わされます。さぞかし、周りの大人たちは翻弄される事でしょう。
明るく活発だった子どもが、思春期に入るや否や、心を閉ざし自分の殻に閉じこもってしまう。 反対に、手当たりしだいに、自分の不快な感情・不安を撒き散らす子どもも・・・。
時には、自分で抑えきれず、モノを投げたり蹴ったり大声をあげて暴れたりという、
暴力として出る事もあるでしょう。
自分の心に巣食う、訳のわからないモヤモヤ・抑えきれない苛立ちを、自分でもどう扱っていいのか分からずに、子ども自身が苦しんでいる姿なのでしょう。
また、思春期は性徴期にもあたり、身体の中ではすさまじく変化が起きる時でもあります。男の子が男性に、女の子が女性に変貌していく過渡期。それゆえ、さまざまな変化が
現れてきて、思春期の自分を持て余すのです。
思春期は、親や大人に取って難しい年頃であるのは言うまでもありませんが、当の子どもたちにとっても、ものすごくしんどい大変な時期と言えます。
それゆえのキレやすさ・扱いにくさに、手を焼くのは当然なのです。
親としての思春期体験 娘との戦いと苦悩の日々
実は、私にも思春期 真っ只中にいる、娘がおります。
その中3の娘に、大変手を焼き、心を痛めつけられています。
中2の頃から、遅刻・欠席を繰り返し、一時は不登校になっていました。
それに伴い、悪い事(飲酒・喫煙)・親の常識では考えられないことを次々にしでかし、
すっかり非行少女と化してしまっていました。
最初のころは、元気がすっかりなくなり、ものも言わず食欲もなく、自室に閉じこもっており、時には涙を流していることもありました。
心配して声をかけると、ヒステリックに「ほっといて!」「来ないで!」と、
全く訳を話そうともしません。
親としては、何かがあったんだろうと思い、何とか助けてやりたいと気が気ではありませんでしたが、取りつく島もないような態度でした。
そして、次第に変化が現れます。
俗にいう、不良のような言動をとるようになってきたのです。
口答え、ひどい言葉づかい、男のようなしゃべり方。
片づけないなど、家のルールを全く無視するようになり、それを注意すると、
ものすごい言葉で食ってかかる。モノに当たる。
訳を聞こうと、親が話しかけても完全無視。言葉を重ねると、
ものすごい目つきで睨みつけて、深夜にもかかわらず家を出て行ってしまう・・
娘の変貌ぶりに、ほとほと困り果てていました。
学校の先生も手を尽くして、なだめたり励ましたり、時には叱ったり。
不登校を繰り返す娘を、家に迎えに来てくださったりもしました。
それでも、娘の荒れた言動は一向に収まることもなくて・・・
そんな時、一冊の本に出会ったのです。
手にとり、何気なく中身を流し読みするうち、ぐいぐい引き込まれました。
●「思春期の心をつかむ会話術」
意味のない会話からはじめるふれあい方
秀嶋賢人 著
衝撃でした。打ちのめされました。
深夜まで読み続け、自分の至らなさに気付き、
流れる涙が止まりませんでした。
娘が悪いのではない、親としての私の関わり方が悪かった。
心からそう反省し、すぐさま態度を改めようと決心し、その決心を忘れないためにも、
こんな情けない親の姿をさらすことで、私と同じように心を痛めておられる
多くの保護者の方々にも、この実践を実行して欲しいとの願いを込めて、
恥ずかしさを堪え 情けなさをさらけ出して、サイトを書き綴っております。
実践を始めた当初の娘は、全く無視か、「またなんか企んでるんやろ」と勘繰って、
よけいに荒れたりしていたのですが、
何度も諦めかけては、また実践を再開して努力を続けているうちに、
何とか少しずつ、成果が出てきたようです。
最近では、何気ない「意味のない会話」や冗談交じりの普通の会話も成り立つようになり、娘から挨拶の声がかかり、親に話しかけて来たりもして、
以前のように、心や態度に荒れた感じも少なくなってきたのです。
娘の行動は、まだ自分勝手にやりたい放題したい事をし、
親の意見も すぐには受け入れてくれませんが、少しは娘を信用もできるようになり、
以前に比べて、私自身が穏やかな心で居られるようになってきました。
これも、秀嶋監督の著書の実践を諦めずに続けたおかげだと、感謝しています。
各ページの前半は、秀嶋先生の著書を読んで、私の思いでまとめたもの。
その下に、私の実践記録を書いています。
一人でも多くの、思春期の子どもとの関わり方に悩む方々に、私の実践記録をお読みいただいて、『悩んでいるのは自分一人ではない、この実践を続ければ子どもとの関係は改善するんだ』と、判っていただきたいと思います。
どうぞ、興味をお持ちのページからお読みいただき、できることから実践してみてください。
「思春期の心をつかむ会話術」 実践項目
- 普通の挨拶から 〜「おはよう」「お帰り」「おやすみなさい」
- 感謝の言葉を口癖にする 〜「ありがとう」
- 自分で考えさせる 〜「どうしたのぉ?」
- 子どもとともに考える 〜「どうかなぁ?」
- 子どもの話しに耳を傾ける 〜「そうなのぉ」
- ノリを作る 〜「そうなんだぁ」
- 子どもの思いに共感する 〜「辛かったねぇ」「苦しかったねぇ」
- 自分の失敗談を打ち明ける 〜「私もダメだった」
- 気持ちを前向きに仕向ける 〜「よかったじゃない!」
- プラスの評価をする 〜「頑張ったじゃない!」
- 心をほどく 〜「いいんだよ、ここから始めれば」
- 気持ちを吐き出させる 〜「それで、どうなの?」
- 認めて自信を持たせる 〜「スゴイよねぇ」
- 子どもの選択を信じきる 〜「大丈夫、きっとうまく行く!」
- 視点を変えてやる 〜「そう言えば・・・」
- 自分の考えとして伝える 〜「私はこう思うけど・・」
- 子どもの意思を尊重する 〜「あなたはどうしたいの?」
- 大人の物差しを使わない
- ゆっくりと水を一杯 心を鎮める
- さりげないスキンシップを
- メモで気持ちを伝える
- おどけた一面を見せる
- 恥ずかしがらずに弱音を吐いてみる
- 子どもの同級生として接してみる
- 「君・さん」と付けて呼んでみる
- 何かを一緒に作る
- アルバムを一緒に見る
- 親・教師の思い出話をする
- 縁側を作る
- 「ごめんね」が素直に云える自分になる